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2015年度「Future Center Alliance Japan」のご案内

カテゴリー: Information — @ 2015年5月14日

~イノベーションを加速するFuture Center/Innovation Center/Living Labのエコシステム~

一般社団法人知識リーダーシップ綜合研究所
一般社団法人Japan Innovation Network 代表理事
多摩大学大学院教授、KIRO代表
紺野登

1.背景と目的
2012年に発足したFuture Center(FC)研究会では3年間にわたり、企業10数社、官公庁、大学、NPO等と、FCをイノベーションにどう活用するか研究、仮説構築をしてきました。
主な活動テーマとして、1年目はFCとは何かについての草の根的研究、2年目はFC実践のためのアクションラーニング、3年目はFCプラットフォーム形成のイニシアティブを進めて参りました。
2015年度は、Future Center Alliance Japanとして、FC/IC/LL(Future Center/Innovation Center/Living Lab)のネットワーキングや欧州FCA等との連携を通じて実践的な企業のイノベーションを加速するアライアンスを形成して参ります。

2.活動方針
・FCを実践している(所有、運営もしくは計画している)企業/組織間のアライアンスをベースに、Future Center研究会をFuture Center Alliance Japanとして発展させます。
・FC/IC/LLを物理的に擁する、またはそれらの場を活用する、もしくはそれらを支援する企業/官/NPO/大学等研究機関からなる互助的アライアンス組織としていきます。
・段階的に従来の研究会活動から、より実践的プラットフォームへの進化を図ります(東京オリンピック・パラリンピック後を見据えて)。
・研究会活動に加えプラットフォームを活用したアライアンスプラットフォームとしての会員組成(幹事企業・運営委員会)も再考し発展させます。
・Future Center Alliance Japanの目的に沿って協業プロジェクトを設置します。
・欧州FCAとの連携を促進します。

3.活動内容案
活動は主に、(1)定例会実施、(2)プロジェクト支援、(3)調査研究(シンクタンク)、(4)普及啓発、(5)海外との連携などを予定しています。
(1)定例会実施
・ミーティングの実施
シナリオ思考等を用いて、具体的トピック(ヘルスケア、モビリティ、ユースケア、官民FCの展開など)による実践対話や社会実験プログラム
・コンファレンスの実施
以下のような相互交流の推進
‐欧州、アジア等でのグローバルレベルの相互交流(視察)
‐関西のイノベーションセンター等での相互交流や、関西ヘルスケアコンソーシアム(Nexus)との発展的連携
※定例会は、2015年5月~2016年1月の間に8回ほどを予定(原則、平日13~17時に実施)

(2)プロジェクト支援
・FC、IC、LLの連携オープン・イノベーションモデルの実践支援・協業
・その他以下のような取り組みの推進
‐派生イニシアティブプログラム
‐Future Center Alliance Japanフューチャーセンター企画(長期計画)
‐地域FCとの連携等々

(3)調査研究(シンクタンク)
・他機関による調査を精査した上で、ビジネスにつながるテーマの調査研究
・スポンサード・リサーチ・プロジェクトの企画/実施(企業によるテーマをFuture Center Alliance Japan活動に織り込み多角的視点で議論するシンクタンク的機能)
・FCの評価機関として、評価基準(KPI)の設定、評価の実施

(4)普及啓発
・研究成果を社会に発信(例:出版)
・HPの充実化やセミオープンイベント等の開催

(5)海外との連携
・マスタークラスの実施
欧州FCAと連携した、以下のようなプログラムの実施を検討(一案)
‐施設や運営の相互ベンチマーキング
‐FC運営方法のノウハウシェア
‐イノベーション・ダイアログ等々
・コンファレンスの実施
欧州、アジア等でのグローバルレベルの相互交流((1)の再掲)

4.会員種別と運営体制
(1)Future Center Alliance Japanの会員種別
①幹事会員(会費対象)
・Future Center Alliance Japanの企画運営に全面的に関与
・知的/人的リソースの提供
【候補(順不同)】
コクヨ、東京急行電鉄、富士通、FSAS、日本政策投資銀行、JIN(Japan Innovation Network)
②一般会員(会費対象)
・実際にFC/IC/LLもしくはそれに相当する場を運営または計画している企業や組織
・Future Center Alliance Japanの活動に参加(各企業/組織から3名程度が参加可能)
③リサーチプログラム会員(別途費用)
・Future Center Alliance Japanのシンクタンク機能を活用した実践的な調査テーマを有する企業や組織
・スポンサード・リサーチ・プロジェクトにテーマスポンサーまたはリサーチャーとして参画
④学術・研究会員
・大学教員、調査研究機関、ファシリテーターほか
⑤パートナー(候補/順不同/敬称略/暫定的)
・レイフ・エドヴィンソン(ルンド大学、「フューチャーセンターの父」)
・ハンク・クーネ(FCA, Educoreディレクター)
・エイへ・カーテ(オランダ水利運輸管理庁FC「LEF」マネジャー)
・東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授 知の構造化センター長 i.school エグゼクティブ・ダイレクター 堀井秀之
・慶応大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長 教授 前野隆司
・京都工芸繊維大学教授新世代オフィス研究センターNEO 仲隆介
(2)運営体制
①運営委員会
幹事企業に参加いただき、IKLS、JIN、とともに全体運営等を推進いただきます。
(運営支援:NPO法人ミラツク交渉中)
②プロジェクトチーム
会員企業間で必要に応じてプロジェクトが組成され次第、運営委員会が後方支援いたします。
③シンクタンクチーム
学術・研究会員やパートナー等の外部有識者と、運営委員会からなる調査研究チームです。
④事務局
IKLS柴田裕介、ファームアルファ村田博信、他IKLSスタッフ

5.商標について
当アライアンスメンバーはFuture Center®商標を使用可能とします。(ロゴ等に使用を希望される場合で社内的手続きの必要の場合などは)メンバーから申し出があれば、契約書に準拠し、認証を付与します。この旨をFuture Center Alliance Japan(現FC研究会)のfacebookページに記載します。

6.お問い合わせ先
一般社団法人 知識リーダーシップ綜合研究所 柴田
e-mail: futurecenter_info@ikls.org

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